ひとりごと

久しぶりのブログなのですが、
全くお花には関係のない事で、
私の勝手なヒトリごとです。
自分の今感じた事、ぶれない様に書き記した
長いメモ書きの様な事を書いていますので、
ご興味の無い方はスルーして下さいね


ずっと見たいと思っていた映画。
いつもビデオレンタル屋さんへ行くものの、
子供達が付き添いなので、
ゆっくりと探す事もできなく、
月日が経って「どんな題名だったっけ!?」
と忘れてしまっていました。
それがこの間、やっと発見できました
ふっと棚を見たら、そこに置いてあって。
運命を感じ、迷わずレンタルしました。
映画のタイトルは「闇の子供達」。
2008年に映画になっていたので、
2年間、頭の片隅にあったものの、出てこなかった題名です。
内容は臓器売買や児童買春等で、
映像も目を覆いたくなる様なシーンがあったりして、
見終わった後、すごく考えてしまうものでした。
あらすじを書きたいのですが、
興奮して益々眠れそうにないので止めておきますが、
久々に深く考えるきっかけをくれました。


20代の頃、友人とカンボジアとベトナムへ旅行しました。
観光とショッピングが目的でした。
完全に頭が浮かれた状態で、その国の歴史や文化よりも、
何を買うか、どこに行くか、それかし頭にないまま旅立ちました。
実際に現地に着くと、観光気分も吹き飛ぶくらい、
「どうしていいのか」という壁にぶち当たりました。
それは物売りの子供達。
車から一歩でると「これかって」とついて来る子。
そしてそれを買うと、ワッサワッさと集まる物売りの子供達。
「買うと大変な事になるから買わないで」
が日本人ガイドさんの言葉でした。
なので私は買わないでスルーする事を決めて、結局何も買わないで
過ごしていました。
ある寺院につくと、やはり物売りの子供達が「やすいよ。かって。」と
集まってきますが「いらない」と言って、
そそくさと歩く私・・・客にならないので、
物売りの子達は他のお客さんに声をかけていきました。
そんな中一人、小さな女の子だけがずーっと、
「おねがい。かって」と後をついてきました。
どんなにお願いされても私は買いませんでした。
すると指に何か感触が・・・
見てみると、女の子は草で作った指輪をはめてくれていました。
「プレゼント」と言って、指輪をくれて立ち去りました。
その女の子の心に、頑なに拒否していた気持ちが和らぎました。
現地のガイドさんに話すと
「あそこに あつまるこ かわいそうなこ おおい」
そっかぁ・・・私ひどい事したな・・・と今でも後悔しています。
4歳位の肌がボロボロ、服も髪もボロボロの女の子が、
赤ん坊を抱いて、暑い中寺院に座っている姿も忘れられません。
生命力を感じませんでした・・・そして、
その子を見つめる白人の綺麗な男の子も。
色々な子供達の姿が目と心に焼きつきました。


何をどう書いていいのか未だに整理がつかないのですが、
ただの旅の話しではなくって、自分が見た現実が、
今でもすごく胸にひっかかっているんです。
あの時「何かしたい」という衝動に駆られました。
でも実際の私、日本に帰国した自分に、その志はあっても、
ある人の一言で一歩も踏み出せないままでいました。
「あなたは人の命を救う医者でも、勉強を教える教師でもない。
あなたには誰も救えない。何かしたいと思うのは自己満足だ」と。
厳しい一言でした。
この映画を見て、あの時みた光景、そして感じた気持ちが、
ぶわーっと溢れだしました。
こんな私に何が出来るのか。
答えは「何も出来ない。」あの時、言われた一言が
やはり一番正しい答えなんだと思います。
何も出来ないから、何もしない・・・そう数年過ごしていた自分。
でも、気持ちって表現しないと伝わらないものですよね。
私があの時に感じた気持ち「何かしたい」
今更だけれども「何か」しようと思いました。
今、自分に出来る事は限られているけれども、
その範囲の中で、微力でも何かできたらいいと思います。
自己満足と言われても、もういいんです。
「何か」の中から少しずつ形が見えて、
「私が出来る事」をまた数年かけてじっくりと見つけていければ。
そんな事を考えていたら、眠れない夜となってしまいました。



スポンサーサイト



プロフィール

CLOVER

Author:CLOVER
育児の合間にプリザーブドフラワーのアレンジを製作しています。
イベント参加や委託販売をさせて頂いています。
※作品の模写、画像の無断掲載、コピーは固くお断りいたします。
 また、使用している花材や、資材購入先など作品製作に関するお問い合わせにはお答え致しかねます。

カレンダー
06 | 2010/07 | 08
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク
このブログをリンクに追加する